温故知新、お灸を科学する -お灸で健康を創造? その効果を実験で確かめよう-

イベント概要

本プログラムでは、‘お灸’が、古くて新しい医療や健康法として用いられていること、その効果がどうして起こるのか?という疑問に講義や実習、実験から探っていきます。

お灸ってなんだろう?

講義では、

➀お灸の材料である艾(もぐさ)は何からどうやって作られるの?
➁妊婦さんへのお灸の効果(逆子が治る?)やアフリカのウガンダでは、日本の灸がどんな病気に使われているのかなど、ビデオも使って解説します。

熱くない、心地よいお灸を実感!

実習では、お灸の材料である艾(もぐさ)を、ある植物から作ります。更に、お灸の体験(火を使わない灸もあります)により、熱くない、心地よいお灸を実感してもらいます。また、お灸の効果の一端を身体の柔軟性を指標に、ツボへのお灸の前後で測定し、お灸の効果を確認してもらいます。

お灸の効果を実験!

実験では、手のツボにお灸をして、離れた顔の血流を測定し、その効果を観察します。温灸のリラクゼーション (ストレス緩和) 効果を唾液アミラーゼ(ストレス度の指標)の測定により確かめてみます。何故、離れた部位で血流が変化するのか?これらの実験結果からお灸の効果について皆さんといっしょに考えてみましょう!

開催日 2022年8月25日(木)
対象者 高校生
定員 20名。保護者、学校の教諭等の付き添い、見学は可能です。
費用 無料
持ち物 筆記用具
申し込み 日本学術振興会のWebサイトからお申し込み頂きます。

先生の紹介

実施代表者

安野 富美子(やすの ふみこ)

  • 保健医療学部 鍼灸学科 教授
  • 博士(理学)
  • はり師
  • きゅう師

スケジュール

時間 内容
10:00~10:15 受付
10:20~10:45 開講式(挨拶・オリエンテーション・科研費の説明)
10:50~12:00

講義(お灸ってなんだろう)と実習(ある植物から艾を作る)

12:00~12:50

ランチタイム

12:50~13:20

東京有明医療大学附属鍼灸センターの見学

13:20~15:00 1) 妊婦体験ジャケットを着用して、妊婦さんの大変さを体験してみよう
2) 様々なお灸を実際に体験してみよう
3) 実験:お灸の効果を測定してみよう
お灸前後の身体の柔軟性や血流の変化、唾液アミラーゼを測定します。
15:00~15:20

クッキータイム

蓬餅や蓬クッキー、蓬茶を飲みながら歓談しよう。

15:20~15:40

本日のまとめ

4) お灸の効果が何故起こるのか考えてみよう

15:40~16:00 修了式(未来博士号授与・アンケート記入)
16:00 終了・解散

このプログラムと関係する科学研究費

研究代表者 研究課題名 研究期間(年度)
安野 富美子 伝統医療を活用した安産支援プログラムに関する臨床的研究-温灸療法の効果と安全性 2014年~2017年

お問い合わせ

東京有明医療大学 財務部公的研究支援室
電話 : 03-6703-7000
メール : hirameki [at] tau.ac.jp
[at]は@に置き換えてください。

ひらめき☆ときめきサイエンスについて

ひらめき☆ときめきサイエンスについて詳しく知りたい場合には日本学術振興会のページをご覧ください。