保健医療学研究科・加藤さんの論文が『Journal of Medical Ultrasound』に掲載されました

2025年01月22日 社会貢献・研究

この度、本学大学院・保健医療学研究科(博士後期課程)の加藤武之さんの論文が、超音波画像装置の専門誌『Journal of Medical Ultrasound』に掲載されました。
内容は以下のとおりです。

Evaluation of the Gliding of Posterior Elbow Fat Pad Using Ultrasonography and Particle Image Velocimetry

(超音波画像装置と粒子画像流速測定法(Particle Image Velocimetry)を用いた肘関節後方部脂肪体の滑走性評価)

 

著者

加藤 武之、福田 翔久保 慶東小船 尋渡、定村 理史、小山 浩司

 

研究のポイント

  • 超音波画像装置と粒子画像流速測定法を用いて肘関節後方部脂肪体の滑走性を動的に評価する新しいアプローチを提案しました。
  • 健康な被験者を対象に、肘関節伸展運動に伴う後方部脂肪体の滑走速度と移動方向を分析しました。
  • 後方部脂肪体は、肘関節伸展0~50%の範囲で肘頭窩への移動方向を示し、関節運動に伴って滑走速度が上昇することが明らかになりました。
  • 肘関節伸展50%以降では、滑走速度は変化せず、上腕三頭筋と上腕骨の間への移動方向を示しました。
  • 超音波画像装置が肘関節後方脂肪体の動的評価において有用であり、痛みの評価や経過観察をする際の一助となる可能性が考えられます。

オープンキャンパスで超音波画像装置(エコー)を行う加藤さん

加藤さん(左)と指導教員の小山先生(右)

 

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