AT合格者インタビュー #2

2024年07月20日 学生の活躍

日本スポーツ協会公認 アスレティックトレーナー(JSPO-AT)と国家資格 柔道整復師に合格した、保健医療学部 柔道整復学科 卒業生の𠮷川 直宏さんにインタビューをさせていただきました。

左:高橋菜美絵先生、中央:吉川さん、右:泉秀幸先生

PROFILE

𠮷川 直宏さん

2024年3月 保健医療学部 柔道整復学科卒業
柔道整復師
日本スポーツ協会公認 アスレティックトレーナー

国士舘高等学校 出身

 

アスレティックトレーナー(AT)を目指したきっかけ

高校ではサッカー部に所属していました。先輩の試合を観戦していて怪我人が発生した時に、走って選手のもとに行って処置をするトレーナーの姿を見ました。怪我をした選手は肩の脱臼をしており、ピッチ上で柔道整復師のトレーナーが整復をする姿を見てこのようになりたいと思い、骨折や脱臼を整復することができる柔道整復師とトレーナーを目指そうと思いました。

高校2年生で進路について担任の先生と話したときにトレーナーにも資格があることを知り、そこで初めてATを目指そうと思いました。高校の先生からは「AT取得は難しいよ」と言われましたが絶対取ってやろう!と思い、東京有明医療大学に進学しました。

 

東京有明医療大学に進学を決めた理由

オープンキャンパスに参加した時にとにかく教員と学生の距離が近く、学校全体の雰囲気が明るく過ごしやすそうだと感じたので入学を決めました。またATの授業を希望者全員が受講できることも決め手の1つでした。

さらに、同じ高校の先輩が東京有明医療大学に進学していたため、先生方にもすぐに認識され、自分の名前を早い時期から覚えていただいたことが嬉しかったです。

 

勉強について

ATの筆記試験対策は大学2年の8月(夏休み頃)から始めました。最初は過去問を印刷してネットで探した予想解答・解説をもとに誤っている問題文を正しい文に書き換えることから取り組み始めました。正直内容は全く理解できませんでしたが、これからどのような内容を学んでいくのか自分なりに把握することができました。

3年の4月から1年間で問題文の書いてある部分を教科書から探してマーカーで線を引きました。線を引くことで過去に出題された部分とまだ出題されていない部分がひと目でわかるようになり、暗記しやすい教科書をつくりました。

4年になってから試験1ヶ月前までは教科書を3周ほど繰り返して内容をしっかり頭に入れていきました。
残りの1ヶ月で過去問を解いて試験に臨みました。

柔道整復師の勉強は大学の定期試験対策を中心に少しずつ取り組み、講義で学んだ内容は定期試験までに理解することを目標に勉強していました。自分はATの理論試験(筆記試験)が終了(11月)してから国家試験の勉強を始め、国家試験当日(3月)まで4ヶ月程しかありませんでしたが、1〜3年までコツコツと勉強していたことが国家試験合格に繋がったと感じました。

有明周辺には商業施設がたくさんあるので授業後に友達と買い物に行ったりご飯を食べに行ったり勉強をしたりできたことも気分転換になってよかったです。

 

将来について

現在は花田学園の専門学校に進学して鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格取得を目指して勉強しています。

高校生の時は鍼を人に打つことに抵抗があったので自分は向いていないと思っていましたが、柔道整復学科の授業のなかでも鍼灸の治療効果についての話を色々と聞いて、鍼灸に興味を持ちました。そして、より多くの視点から怪我の治療をしていきたいと思い進学を決めました。

将来は大学、専門学校で取得した資格を活かしてスポーツチームに帯同するトレーナーになりたいと考えています。

 

 

お忙しい中、ご協力いただきありがとうございます。

2024年6月7日取材