サイエンスアゴラ2017に出展しました!

2018年01月20日 お知らせ

2017年11月24日~26日に日本最大級の科学コミュニケーションイベントであるサイエンスアゴラ2017が、テレコムセンタービル(東京都江東区青海)にて開催されました(主催 : 科学技術振興機構)。 3日間で全国各地から3,256名の来場者があり、大学や研究所だけでなく、企業の第一線で活躍されていた方々や、高校生の皆さんの発表を含む1,767名の企画提供者がこのイベントに出展しました。 また、近所のお子さん連れのご家族や、科学に興味を持つ高校生もたくさん訪れ、「サイエンス」を身近に楽しく体験して、会場は活気にあふれていました。 本学からは鍼灸学科 高山 美歩 先生らによるブースと柔道整復学科 高橋 康輝先生らによるセッションを出展しました。

「薬を使わずに」痛みを癒す?! 東洋医学のパワー

サイエンスアゴラ2017出展風景 鍼灸学科ではブースを設けて、学生や教員による研究成果の解説や、サーモグラフィーを使ったミニ実験、耳つぼジュエリー体験などを行い、3日間でのべ約870名の方にご来場いただきました。 鍼治療は、日本においてはまだ「痛そうで怖い、怪しい」といった マイナスイメージを持つ方も少なくありません。 しかし本企画を通じて、来場された多くの方に、鍼は怪しいものではなく「オモシロイ(かも?)」と感じていただけたのではないかと思います。 参加者との対話の様子

来場者の感想(抜粋)

  • 鍼灸で「つわり」も軽減できるとはびっくりです。
  • 大変役に立ちました。Good!!
  • 鍼の可能性を感じました。
  • 持病の痛みにも良く効くことがわかってとても良かったです。
  • 最初は恐ろしいイメージしか無かったけれど、話を聞いてプラスのイメージがたくさん湧いてきました。
  • 鍼治療に興味が出てきた。
  • 古いイメージがあった鍼でしたが、最新の研究に利用されていることが分かり、おもしろかった。
  • 実際に治療してもらいたくなった。
など、ほとんどの方が鍼灸に興味を持ったり良いイメージを持ってくださいました。

学生達も大きな成長を

上記のように参加者から高い評価を頂けた背景には学生達の活躍があったからです。 今回、学部の1年生から大学院生、鍼灸センター研修生もサポートに入りました。学部1年生は最初はぎこちないところが見られましたが、2日目、3日目には自分自身から来場者に声をかけ、まだ鍼灸を学びだしたばかりにも関わらず来場者と上手にコミュニケーションをとっていました。 今回の経験は今後の大学生活や臨床現場に出てからもきっと役に立つことでしょう。 ツボの効果を実体験する実験 学生による耳つぼジュエリーの解説

『呼吸と情動との関係-良い呼吸をしていますか?-』

高橋康輝先生の講義風景 柔道整復学科ではセッション形式で行いました。

講義:良い呼吸と悪い呼吸

呼吸が変われば情動が変わり、情動が変わると呼吸が変わるメカニズムを解説し、呼吸には「良い呼吸」と「悪い呼吸」があること、「不安を取り除くためには呼吸筋を柔らかくして、深くゆっくりとした呼吸をすることが大切」ということを理解していただきました。

実験・体験

呼吸筋ストレッチ体操 講義の後には、本学 本間生夫 学長の開発した呼吸筋ストレッチ体操を参加者と一緒に実施しました。 その後、呼吸のリズムや深さを測定して、体操前との比較をし、効果を実体験していただきました。 呼吸筋ストレッチ体操の効果の解説 良い呼吸に必要な「姿勢」について解説するため、参加者の姿勢をKinectセンサーで測定しました。 Kinectセンサーを使用して姿勢評価 テレコムセンタービルの開放的な空間で研究室の大学院生達も参加してとても和やかなセッションでした。 共創テーブルでの談笑 今回の本学の企画を通して、多くの方に役に立つことができ、嬉しく思います。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。