次期学長に本間 生夫教授が決定
2017年03月25日 お知らせ
この度、学校法人花田学園理事会は、2017年3月31日にて任期満了となる現学長の後任として、本間 生夫教授を次期学長に決定しました。
次期学長
本間 生夫(ほんま いくお)
現 東京有明医療大学 副学長・保健医療学部長、医学博士 [caption id="attachment_1500" align="alignnone" width="500"] 本間 生夫 教授[/caption]就任年月日
2017年4月1日次期学長の紹介
本間教授は呼吸生理学と脳生理学の研究を専門とし、呼吸と心の関係を長年に渡り明らかにしてきました。 2004年より学校法人花田学園の理事を務められています。 昭和大学医学部にて教授を27年間務めた後、2013年より本学の副学長に着任しました。 本間教授は教育・研究活動以外にも社会貢献・文化的活動にも取り組んでいます。その代表的なものは次のとおりです。東日本大震災被災者の心のケア
本間教授は東日本大震災後、子供の心のケアを研究する厚生労働省の研究班で活動をされてきました。 呼吸器疾患の改善のために医療現場で活用されていた「呼吸筋ストレッチ体操」に音楽を組み合わせ、子供でも楽しく行える「ラッタッタ呼吸体操」を開発しました。「ラッタッタ呼吸体操」は緊張や不安を和らげることができ、岩手県教育委員会が小学校へ配布する副読本にも取り上げられています。 今でも毎年東北の地で「東北復幸祭」を開催しています。学生たちがボランティアとして参加し活躍してくれています。 [caption id="attachment_1499" align="alignnone" width="900"] 東北復幸祭での講演[/caption]教科書検定の改善への取り組み
2016年には文部科学省 教科用図書検定調査審議会 会長を務め、教科書検定の改善へも取り組んでいます。下記は2016年9月に松野文部科学大臣から教科書検定の改善に向け、審議要請をされた際の記事です。創作能の執筆
本間教授が科学的に明らかにしてきた呼吸と心の密接な関係は芸術でも表現されています。創作能「オンディーヌ」を執筆した他、映画「オンディーヌの呪い」を制作されました。 この映画は第10回山形国際ムービーフェスティバル2014にて準グランプリを受賞しました。 2015年にはフランス パリで能と映画の公演が行われ、高い評価を受けました。本間教授のコメント
「東京有明医療大学は開学9年目を迎えます。患者に寄り添い支える人材を育て、医療の進歩に貢献する知を創造していくことが本学の使命です。次世代の医療に対応できる医療人の育成と、研究、臨床、社会貢献をより一層進めることで、社会に必要とされる大学を目指します」プロフィール
- 医学博士
- 昭和大学名誉教授
- 日本情動学会理事長
- NPO法人 安らぎ呼吸プロジェクト理事長
- 文部科学省 教科用図書検定調査審議会会長
- 日本体力医学会 健康科学アドバイザー
- 呼吸リハビリテーションサイエンスフォーラム顧問
略歴
- 文部省大学設置・学校法人審議会委員
- 厚生省特定疾患調査研究評価委員長
- 日本学術会議研究連絡委員
- 大学基準協会評価委員
- あん摩・マッサージ指圧師・はり師およびきゅう師試験委員会委員
- 日本生理学会副会長、日本体力医学会理事 等を歴任