建学の歩み

東京有明医療大学は鍼灸、柔道整復の分野で多くの優れた指導者を輩出してきた 花田学園での経験と実績を生かして設立された新しいタイプの医療系大学です。

建学の精神

豊かな知識と確かな技術並びに患者の目線を大切にするバランスのとれた医療人を養成するとともに研究的視点を兼ね備えた人材を育成し、社会に貢献する。

教学の理念

本学は、深く保健、医療、福祉に関する専門の学問を教授研究し、職業及び社会生活に必要な教育を施し、高い倫理観に基づく人間形成を重んじ、国民の保健衛生に寄与すると共に、国際性に富む有為の人材を育成する。

  1. 豊かな人間性と高い倫理観とを兼ねそなえた人材の育成
  2. 保健、医療、福祉に対する深い見識をもち、国民の健康づくりに幅広く貢献できる人材の育成
  3. 確かな技術と深い洞察力をもって健康を望む全ての人に適切な治療とケアを提供できる人材の育成
  4. 臨床、研究を通じて医療の国際的な発展に貢献することのできる人材の育成

沿革

花田傳(1895~1982)と東京有明医療大学ができるまで

花田 傳

花田 傳

今から60年前、日本を統治していたアメリカGHQは、鍼灸をはじめとする伝統医療を廃止しようとしました。その時に敢然とGHQに抗議し、日本における伝 統医療存続に尽力したうちの一人が花田学園の創立者花田傳(つとう)です。花田傳は、「豊かな人間性とすぐれた学・技を兼ね備えた医療人を養成する」というモットーの下、昭和31年に鍼灸、柔道整復の学校を設立するとともに日本鍼灸師会の設立に尽力するなど、一貫して伝統医学の発展と人材育成に力を注いできました。

花田学園ではその後も創立者の精神を受け継ぎ、半世紀以上にわたり日本の伝統医学の世界に優秀な人材を輩出してきました。そしてその実績に立ち、東洋医学のホリスティックな思想ナイチンゲールの看護思想を融合させることで、きたる統合医療の時代を支える優秀な人材の育成を目的として東京有明医療大学を設立することに致しました。本学では患者さんの視点に立ち、かつ他の医療従事者と協同して「チーム医療」を支えることのできる豊かな人間性と技術を持った医療人の育成に尽力してまいります。

 

昭和31(1956)年 4月 日本中央鍼灸専門学校設立
併せて東京高等柔道整復学校設立
初代校長に花田 傳 就任
昭和38(1963)年 9月 学校法人「花田学園」として法人認可
初代理事長に花田 傳 就任
昭和39(1964)年 3月 日本中央鍼灸専門学校を「日本鍼灸理療学校」に校名変更
東京高等柔道整復学校を「日本柔道整復学校」に校名変更
昭和47(1972)年 10月 鍼灸専科新設
昭和54(1979)年 7月 専修学校医療専門課程認可
日本鍼灸理療学校を「日本鍼灸理療専門学校」に校名変更
日本柔道整復学校を「日本柔道整復専門学校」に校名変更
昭和56(1981)年 4月
~昭和63(1988)年
卒後教育として日本柔道整復専門学校専攻科開講
昭和57(1982)年 12月 創立者 花田 傳校長死去、学園葬
平成9(1997)年 4月 渋谷区桜丘町20番1号に新校舎竣工
平成15(2003)年 4月 財団法人日本体育協会免除適応コースとして、「アスレティックトレーナー専攻科(2年課程)」新設
平成18(2006)年 4月 花田学園創立50周年記念
平成20(2008)年 10月 東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科・柔道整復学科及び看護学部看護学科認可
平成21(2009)年 3月 東京有明医療大学校舎竣工
平成21(2009)年 4月 江東区有明に東京有明医療大学を開学
平成24(2012)年 10月 東京有明医療大学大学院 修士課程 保健医療学研究科 保健医療学専攻(鍼灸学分野・柔道整復学分野)及び看護学研究科 看護学専攻 認可
平成25(2013)年 4月 東京有明医療大学大学院 修士課程 保健医療学研究科 保健医療学専攻(鍼灸学分野・柔道整復学分野)及び看護学研究科 看護学専攻 開設
平成26(2014)年 10月 東京有明医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻(鍼灸学分野・柔道整復学分野) 博士後期課程 認可
平成27(2015)年 4月 東京有明医療大学大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻(鍼灸学分野・柔道整復学分野) 博士後期課程 開設
保健医療学研究科 修士課程を保健医療学研究科 博士前期課程に改称