保健医療学研究科 博士前期課程の3つのポリシー
アドミッション・ポリシー(求める学生像)
保健医療学研究科は、補完代替医療として医療の一端を担うことのできる高度な鍼灸学・柔道整復学および現代医学の知識と技術を修め、かつ医科学研究の素養を備えた教育者・臨床家・研究者として、根拠に基づく鍼灸学・鍼灸術、柔道整復学・柔道整復術の確立ならびに国民の健康・福祉の向上に資することのできる有為な人材を養成することを目指しています。
そのため、以下のような大学院生を求めます。
保健医療学専攻 【鍼灸学分野】
- 鍼灸学および現代医学の専門基礎知識を修得し、鍼灸学に対して熱意のある、高い倫理観を備えたはり師・ きゅう師(2020年4月末までにはり師・きゅう師免許取得見込みの者を含む)。
- 現代医学に基づいた鍼灸治療の実践、または鍼灸の科学化に高い関心を持っている人。
- 将来、鍼灸の業界において高度な医療専門職業人として指導的立場となり、または鍼灸学の学問的普及・ 発展を担うリーダーとして、社会貢献していく強い意欲を持っている人。
保健医療学専攻 【柔道整復学分野】
- 柔道整復学および現代医学の専門基礎知識を修得し、柔道整復学に対して熱意のある、高い倫理観を備えた柔道整復師(2020年4月末までに柔道整復師免許取得見込みの者を含む)。
- 現代医学に基づいた柔道整復術の実践、または柔道整復の科学化に高い関心を持っている人。
- 将来、柔道整復の業界において高度な医療専門職業人として指導的立場となり、または柔道整復学の学問的普及・発展を担うリーダーとして、社会貢献していく強い意欲を持っている人。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針)
保健医療学研究科では、大学院設置の趣旨及び人材養成目標を実現するための教育課程を編成している。
教育課程は共通科目、専門科目及び特別研究から構成される。
共通科目には、本大学保健医療学部の専門基礎科目を基盤として、鍼灸学分野、柔道整復学分野における研究の基礎となる高度で幅広い医学的知識を身につけるために現代医学を中心とした科目を配置した。
専門科目には、本学部鍼灸学科及び柔道整復学科それぞれの専門科目を基礎として、鍼灸学分野、柔道整復学分野のそれぞれの専門性を高めるための科目を配置した。鍼灸学分野では鍼灸研究法特論、鍼灸研究法演習及び鍼灸研究法実習、柔道整復学分野では基礎柔道整復学特論、臨床柔道整復学演習及び応用柔道整復学演習の科目を配置している。
特別研究における研究領域として、「鍼灸学」、「柔道整復学」の2領域を配置している。
ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)
博士前期課程に2年以上在学し、共通科目14単位以上(必修科目2単位を含む)、専門科目8単位以上、特別研究8単位、合計30単位以上を修得、学位論文の審査及び最終試験に合格し、
①鍼灸学、柔道整復学を基盤として、その学術の理論と応用を発展的に究めることのできる、②鍼灸学、柔道整復学について高度な専門性を備えた、③根拠に基づく鍼灸学、柔道整復学の確立に資することのできる④高度な最新医学知識を有し、医科学研究の素養を修得した⑤地域社会に貢献できる者に修士(鍼灸学)または修士(柔道整復学)の学位を授与する。